ものづくりの沼!!

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ファンタスティックビースト 黒い魔法使いの誕生 を徹底解説!!それとちょっとした感想、不満も??

 

 

今回は!ハリー・ポッターシリーズの最新作!

「ファンタスティック・ビースト 黒い魔法使いの誕生」

です!

 

冬の大作ということで結構な人が期待しているだろう今作。

どうなんでしょうか?

 

  • ファーストインプレッション

圧倒的ファンムービー!!

ハリポタ好きな個人的には面白かったけど、これ普通の人が見てわかるのか、、、?

結構詳しいという自負があった自分でも難しかったし、、

それでもやっぱり映像とかは超きれいだし、この魔法ワールドは何度見ても素敵!!

そしてジョニデがかっこいい…

 

 

  • 説明

本作はハリポタシリーズの最新作!

作中に出てくる教科書「幻の生物とその生息地」の著者であるニュートスキャマンダーを主人公に置いた、いわば“外伝”。その二作目にあたる。

日本では一作目が2016年11月に公開され約二年ぶりの新作になります!

 

一作目のラストでは原作ではかの有名なヴォルデモートに次ぐ悪役として名前が出てきたグリンデルバルドが登場し、ファンを期待で震え上がらせました!

今回はそのグリンデルバルドが予告編でもたくさん登場していて物語も大きく動きそう、、?

 

  • 本作の魅力

 

このファンタスティックビーストシリーズで一番面白いのは

世界観が広がるということ。

一作目ではアメリ、今回の2作目ではフランスパリを舞台に冒険しています。

様々な国の魔法省を見られるのも魅力の一つ!(ユニバにも出来ねえかな、、)

 

 

 

今作はよくも悪くもファンムービーでした。

正直自分はハリポタシリーズはまあまあ詳しく、原作はもちろんのこと関連書籍もある程度は読み漁ってました。

 

そんな自分だからこそ今回は驚きの展開や、原作で出てきた人物が出てきてうれしかったのですがそれでも少し難しい印象を受けてしまいました。。。

 

というかそもそも自分はそこまで前作が好きじゃないんですよ!!

敵の正体が映画初登場で少し混乱したし、ラストの方がご都合主義だらけでいまいちもりあがれない!

だからあまりいい印象はなかったんですけど、、、

今回はグリンデルバルドがジョニデで出るから行っちゃった///って感じでした(キモイ) 

 

 

なので少し知識部分からスタートしたいと思います。

 

  • まずゲラート・グリンデルバルドって?

そもそもでジョニー・デップがやってる時点で只者ではないのは明らかなんですけど、それだけでは収まりきらない位にこの人、重要人物!

どういう人かというと、、

先ほども言ったようにあの「名前をいってはいけないあの人」ことヴォルデモートさんに次ぐ闇の魔法使いといわれている人。世代的にはダンブルドアと同じ世代。ヴォルデモートよりも一回り上、ハリーよりかは二回りも上といったところです。

 

原作では第七巻「ハリーポッターと死の秘宝」で主に名前が登場し長い間謎に包まれた人物でした。

 

 

 

学生時代はブルガリアのダームストラング専門学校に所属していましたが、あまりに危ない奴だったので16歳で中退、、

16で中退て

 

重要なのはダンブルドアとの関係!

 

ダンブルドアとは学校を中退した後にゴドリックの谷というところで知り合います。

お互い頭もよく若かったのですぐに意気投合します。

ここからが重要で!!

二人はここで非魔法族のマグルに対して支配を正当化する思想を生み出します。

それが「より大きな善のために」という言葉です。

これも映画の中で少しだけ出てきますが、原作を読んでない人からすると何のことやら、、

 

そしてもう一つ重要なのがこの時なんと、、

 

ダンブルドアがグリンデルバルドに恋をしていた。

 

 

ということなのです。何も知らない人からすると意外な話なのですが、ダンブルドア同性愛者。これは原作者のJ・K・ローリングさんが明言しています。

そのダンブルドアが真実の愛を捧げたのが何を隠そう、このゲラート・グリンデルバルドなのです。

 

映画の中では「破れぬ誓い」(その名の通り破っちゃいけない約束)をグリンデルバルドとダンブルドアが結んでいるシーンがあるのですがそういった理由。

こんな情報があってみるとまた違って見えます。

 

  • そして映画のラストシーンでは衝撃の事実が!

 

なんと本作オリジナルキャラのクリーデンスがダンブルドアの弟!

ダンブルドアは三人兄弟で、弟のアバーフォース・ダンブルドア、妹のアリアナ・ダンブルドアの三人だと言われていましたが、なんと新しい弟!?

ホントに弟なのかそれともグリンデルバルドのウソなのか、、

まだ真相は定かではありません。

 

ただダンブルドア家の守護獣である不死鳥が現れていたので、何らかの形で血が関わっている可能性は大です

 

メインストーリー的にはこれくらいが分かっていればとりあえず見ていられますが、ここが分からないと何が何だかわからないかもしれません。。

 

  • その他にも小ネタ系が結構ある!

 

 

ナギニ

自分的に今回一番好きだったのがここです!

あの!ナギニが!人間だった!?

ナギニは本編ではヴォルデモートの分霊箱の一つ。そしてヴォルデモートと息ぴったりの極悪蛇ってな感じの印象が、、まさか元々人間だったとは、、しかも強制的に動物になってしまう呪い的なもの。

すげえ切ねえ!やり切れねえ!なんか色々悲しくなりそう、、、

 

ただ、それとは別でナギニが出てくるのであればヴォルデモートがいずれ出てくる、、?という期待もあったりなかったり。。

 

レストレンジ家

本作には新たにリタ・レストレンジという人物が出てきます。主人公の兄と婚約を結んでいるリタ。この描かれ方も原作を知っていた方がいいのですが、レストレンジ家というのはイギリスに古くからある純血の家系で、聖28一族なんていうのにも定められているくらいの名家なのです。

本編でもベラトリックス・レストレンジが出てきましたが、基本的に家系全体のイメージがあんな感じです。

しかし、その中にいるリタ。ニュートとも仲良くしているくらいなのでその家系の中では、その空気とは少し違う人物なのです。

そんなバックボーンを知りながら見るとより深いキャラクターが見えてきます。

 

ニコラスフラメル 

ようやく出てきた!ニコラス・フラメル!賢者の石で名前が出てきて以来登場することがなかった人がようやく活躍!!案の定死にそうだったけどラストの活躍はやばい!!

この人はダンブルドアとも錬金術の共同研究をした人で、あの賢者の石を作り実質不死身になったすごいジジイ!でも死にそうだよ!

 

  • 最近のこういう系

 

最近の風潮でホントにこういうリメイクものや、外伝的なのが増えましたよね。マーベルとかはそれ自体がメインストーリーみたいになっちゃってるんでもうしょうがない敵なところもあるのかもしれませんが、、

 

クリエイターたちの限界が来てしまったのかと心が嘆いております。

 

 

  • 感想

 

ここがよかった

 

やはり特殊効果や、アクションシーン、魔法動物などはホントにきれいだし、見てて楽しい!

あと音響は見事でした。音楽がいつ入ったのかわからない位自然だし、あのお馴染みのタンターンタタンターンの音楽がかかってホグワーツが見えるシーンなどはそれだけで見に行く価値がありました。

 

ストーリー的には少し暗かったりおどろおどろしいところがあったけどそれもまた魅力の一つになっていてお見事!

 

 

 

 

 

そして今回やっぱりすごかったのがジョニー・デップ

見事に新たなキャラクターとしてグリンデルバルドを作り上げていました。

こうも多くの色が違うキャラクターを演じ分けられるのを見せられると天才っているんだなぁとしみじみと考えさせられます、、

 

 

 

今回のグリンデルバルドはやはりヴォルデモートとの差別化というものを意識していたように感じます。

 

そしてそれが見事に成功した作品と言えるでしょう!

ヴォルデモートは圧倒的な恐怖で不和の感情を蔓延させるのに長けた人物でした。

今回のグリンデルバルドは煙のように人に這いより、上手く人を自らの方に誘い来むことに長けていました。

相手からこちらに来るのを待つタイプ。

ジョニー・デップは見事にこちらから近寄りたくなってしまうような怪しい魅力がプンプンしてくる!!

 

 

そして触れておかなければならないのはグリンデルバルドがどうしてノーマジ(非魔法族)を支配しようとしているのか。

それが映画のラストで明かされるのですが、そうきたか!!という感じ

ここが脚本上では一番面白かったです。上手く非魔法族の世界観と通じ合うことにより一気に引き込まれました!

グリンデルバルドのキャラクターにかなり奥行きが出てきました!

 

 

他にも主人公役のエディ・レッドメインもハリーとはまた違った内気な主人公を見事に演じていました。

応援してあげたくなるけどかっこいい!

他にも相棒のジェイコブを演じるダン・フォグラー、クリーデンスを演じるエズラ・ミラーなどそれぞれ個性あふれる役を見事に演じ切り、映画が上手く回っていました。

 

 

  • ちょいここが

 

でも、、ここまで延々語ってきて分かったと思うんですけどマニアックな面白さが多い、、

おそらく知らなくても楽しめるんですけど、でもやっぱり圧倒的に知ってた方が面白い。

おそらく知識がない人は分かってない事にもわかってなさそう、、

 

そしてキャラクターがアホみたいに多い!

 

こういうファンが多い映画にありがちなんですけどファンを喜ばせるためにやたらと新キャラを登場させがち!

海外のファンはそれで喜ぶんですかね、、、二次創作とか、、、?

けど単純に見ずらい!!

 

みたいなとこがあって普通に脚本的には冷静に見るとマイナスがある映画でした。

 

 

  • 総括

 

最初にも言った通りなんですが今作ものすっごいファンムービー。

まあ、知識ない人が見ても楽しめるんでしょうけど、、

自分みたいな人が見ると少しこれでいいのかという思いが、、

最近のこういうシリーズ物はなんだか漫画的な面白さを重要視し始めちゃってる感じがします。

情報を楽しむために見ているというか、ほんとにストーリー楽しんでるのか的な。

まあいろんな意味を込めて自作に期待!!

 

ばーい!せんきゅー!